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富弘美術館「種蒔きもせず」

星野富弘さん。
説明するまでもない方が大半かもしれませんがー。

≪プロフィール≫
約40年前、体育教師になったばかりの頃に、クラブの指導で
鉄棒の実演中に誤って頭から落下、頸髄を損傷、以来、手足の自由を失う。
入院中の病院で、口に筆をくわえて文や絵を描き始める。
間もなく、病室にてキリスト教の洗礼を受ける。
退院し、結婚。
雑誌・新聞等で詩画作品やエッセイを連載。
1982年、高埼で「花の詩画展」を開催。以後、全国各地で詩画展が開かれ、
現在も創作活動を継続中。



富弘さんのことは、随分と前から作品、プロフィールともに知っていた。
20年近く前だったか、記憶が定かではないが、
札幌の某デパートで開催された詩画展にも行ったことがあった。
私自身の結婚式の記念品は、富弘さんのポストカードスタンドだった。
お見舞いやプレゼントに、詩画集を贈ったことも何度かあった。

そのように折に触れ、富弘さんの作品に出会ってきていた。
が、今回は、自分自身の重ねた年齢のせいか、
ポストカードや詩画集ではなく、本物の作品の持つ力のせいか、
今まで以上に心の深いところで、味わうことができた。

中でも、私の心を捉えた作品は、
真っ白な雪帽子をかぶった真っ赤なナナカマドの実の詩画。
そこに書かれてある言葉は

「手と足が不自由になって
 歩けなくなりました
 土を掘ることも
 スキーをすることも出来なくなりました
 でも神様ありがとう
 あなたが持たせてくれた たった十グラムの筆ですが
 それで私は花を咲かせたり
 雪を降らせたり出来るのです
 神様ほんとに ありがとう」



そして、作品をすべて見終わり、出口のところに来たとき
富弘さんの詩画集最新刊のタイトルにもなっている聖書のことばを
あとがきの中に読んだ。
心が十分に解されていたからだろう、
そのことばがあまりにまっすぐに心に届き
私は思わず泣いてしまった。

「空の鳥を見なさい。
 種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に収めることもしません。
 けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくださるのです。
 あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありませんか。」
 (マタイの福音書6章26節)




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富弘美術館から見渡せる湖バックに
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by tmbrs-3 | 2010-09-22 18:44

タンバリンズのVocalから


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