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最後の晩餐Ⅱ

「わたしは、苦しみを受ける前に、あなたがたといっしょに、
 この過ぎ越しの食事をすることをどんなに望んでいたことか」(ルカの福音書22:15)

キリストは、切望していたその思いの丈を
最後の晩餐(過越しの食事)にて弟子たちに伝えている。
神の子イエス・キリストは、これから自分が十字架にかかって
死ななければならないことを、もちろん知っていた。
そのような屈辱と苦しみの極みを前に、なぜ彼らとの食事を
ここまで待望していたのだろうか。

それは、この食事が単なるお別れの儀式ではなく、
「過越しの儀式」が終わる、という神のメッセージを伝える
喜びの中にいるからなのだ。

これから自分が十字架刑によって処せられることで、その血が
あの旧約時代、門に塗られた子羊の血のごとく
信じる者に与えられ、神の、人の罪に対する裁きが、永遠に「過ぎ越す」という
神の、計り知れない人への救いのメッセージが秘められているのだ。

「あなたがたに言いますが、過越しが神の国において成就するまでは、
 わたしはもはや二度と過越しの食事をすることはありません。」(ルカの福音書22:16)


キリストの十字架の苦しみは、神の国の完成に向けての
始まりであり、すべての人への福音の始まりなのだ。
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by tmbrs-3 | 2010-04-05 23:53 | Easter

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